IPPS参加記録
              

水谷朱美

今回初めての国際大会(プレツアーのみですが)参加でした。
参加者は、アメリカ東部・西部・南部、イギリス、オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、日本の全8支部からあり、 その支部に含まれるカナダやオランダからの参加者もみえました。
ひたすら「英語ができたらもっといろんなことがわかるのに!」と、残念でならないほどいろんな所を見ることができました。
毎朝8時前後に出発し、夜10時前にホテルに入るという非常にタフなツアーでした。
プレツアーは、南島から始まりフェリーでクック海峡を渡って北島へ入り、オークランドまでを陸路で移動しました。
ナーセリーを視察しながら途中にある景勝地に立ち寄り、皆を足止めして半日会議をしつつ進むという忙しいものでした。

ナーサリーの規模は、1箇所が3haを超える大きな所から、1haに満たない小規模な所、生産圃場なのか趣味の庭なのかわからないような所、
1年草苗、観葉植物、花木、宿根草、原生植物等々、卸売・小売・注文生産・輸出業者と業種・業態・植物も様々でした。
圃場は、防草シートや砂利等が敷かれたり芝が張ってあったりと、きれいに管理されているところばかりでした。
手間とひま、設備にお金をかけず、少人数で経営するというのが全体に共通した印象です。
そのせいか多少の病気や傷は気にしてない様子でした。
立派な設備は目にすることなく、簡易設備を大事に使っていました。新設する場合も組み立てを自前でやっているような感じでした。
面積が広いこともあって、潅水設備はどこも充実していましたが、加温設備はほどんど見かけませんでした。
NZでも石油価格は高いので、最小限の保温程度で生産できるものがほとんどのようでした。
ホンダやスズキの軽トラが活躍してるのが嬉しかったですね。アメリカと違って小規模だから、このサイズでちょうどいいと言ってました。

(私にとって問題の)理事会は、熱心に討議が行われ流れについていくのがやっとの状態で、欠席してない、というだけでした。すみません。
討議内容および決定事項(一部)
・世界的に会員数が減っている(2007年末 2,097名)ということで、勧誘や現会員数を維持するための方策や規約文言がいくつか見直されました。
・加入5年経過した人に記念のプラーク(飾り額)を贈呈したり、支部の会長から直接コンタクトをとる等会を身近に感じるような行動をおこすように。
・勧誘のためのパンフ等の配布物や旗を作成し、具体的なイメージを持ってもらえるようなグッズを作成する。
・使用するロゴやブログの取り扱いについても討議され、新しいロゴが採択されました。
・栄誉賞の受賞者が決定された.今後は推薦者からの選出ではなく、国際大会が開催される支部の中からローテーションで選出されます。
・ブラックブックへの投稿は、パワーポイントでなく、あくまで文章での提出とする。
・IPPSの認知度を高めるため、ISHSのホームページからリンクできるようにする。
・プロパゲーターエクスチェンジは、20代の会員を中心に行うよう実施の具体案を検討する。等々が話し合われ決定されました。
(すみません。この内容に関しては、青山さんに本部から資料が回っているので、間違いがないか確認いただけると助かります。)

参加者の方々には非常に優しくしてもらい、ろくに話せないながらもなんとか過ごすことができました。
とても暖かい雰囲気で、手作り感いっぱいで、行く先々で絶景のおまけつきというとても素晴らしいツアーでした。
世界8支部からの参加なので、いろんな英語が飛び交いますが、得がたい経験をすることができました。
NZ支部大会までは参加できず、その様子を知ることができなかったことは残念ですが、本当に良い経験になりました。
次回は是非皆さん自身が参加されることをお勧めします。IPPSの良さを実感することができます。

IPPS参加記録写真